薬学生の日常

薬学部5年生が学費を捻出するために始めてみた

受験という経験

お久しぶりです。

かなり時間が経ってしまいました。大丈夫です、無事5年生になれそうです。

この空白の1年については今度記事にします。

さて、今回は書きたいと思った内容について久々に書いてみようかと思います。

(追記;書きたい様に書いたら、エッセイ風になってしまったので、苦手な人は飛ばして下さいね)

 

きっかけは多分、季節が冬だからですかねえ。

 

読者(なんてものが私のブログに存在するかはさておき)の中に、高校生や中学生がいたら是非届いて聞いてほしいなという内容ですね。

私は受験という経験を今までに3回体験しています。1回目は中学受験。2、3回目は大学受験です。そのいずれでも悔し涙を流してきました。アホの子だったのです。今も変わってはないですけれど。

つまるところ、私は今まで一度も第一志望に合格したという経験はなかったのです。死ぬほど悔しかったし悲しかった。その当時は。今になって考えてみれば、努力が足りなかったなど色々と言えるのですがそんなことはあえて言ってやることはないのでしょう。とにかく、小学校は4年生から塾に通わせてもらったし、一浪もさせてもらえた。

特に浪人生の頃は多少精神も大人になりつつあったので、1年間勉強しました。浪人生になると成績が下がると言われることも多いと思いますが、ちゃんと成績は上がるくらい勉強はしました。あの1年間で一日2桁時間勉強する日は多かったと思います。時間はたっぷりあったから。けれど狭き門を潜るには努力が足りませんでした。今にして思えばおそらく努力の質がまだ良くなかったのだろうと言えるのですが、当時の私の限界がそこでした。自分の限界を知ることは非常に酷なことで、結構引きずりました。冬山に薄着して行って寝てしまおうかとか、樹海に行こうか、あるいは海もいいななんて考えたこともあったり。。。でもね、1年間浪人させてもらえて合格一個もなしじゃ両親に申し訳なくて、死にそうになりながら、もう一踏ん張りして全然違う、薬学の道に入りました。まさに捨てる神あれば拾う神ありなんですね。感謝しなければなりません。サンキューカッミ。

 

ただ、愚かなことに、入ってからも元々抱いていた夢を捨てきれなくて、仮面浪人しようか、大学をやめようかと考え、半分やさぐれたりもしてたらなんと、1年前期に再試5個も取ってしまったんですね。ああ、おバカ。普通ありえないですから。相当勉強してない限り。

けれど実はこの経験がラッキーなことでした。私は今の勉強でつまづいているのだから、もっと難関な行きたかった分野での勉強なんてもっと無理だと急に目が覚めたのです。そうしてそこからは地に足つけて行きてきました。多分。

 

そうすると人間は不思議なもので、ちゃんと順応してまた新しいワクワクする様な目標が生まれるのです。ちゃんと楽しいです。試験前は死にそうだけれど。浪人生を続けていたらもしかしたら出会えなかったかも知れない貴重な経験ができました。

 

今回伝えたかったのは、この切り替えが大切だということです。

私は行きたかった中学にも、行きたかった大学にも通えませんでしたが、上手く切り替えて目の前のことに全力を注ぐことで、その後を存分にエンジョイできています。受験の苦しさも楽しさも、その後の経験に強く生きていると思います。あるいは、精神的にも大きく成長したと思います。

 

 

もし、私と同じ様な経験をして、その呪縛から解かれずにいる人がいれば是非切り替えることを意識してみて欲しいです。あるいはこれから受験をする人がいれば、まずは健闘を祈りますが、万が一のことがあった時はこのことをちょこっとでも思い出してもらえたらと思います。どこにも素敵なことは転がっているし、それを見つけられるかは自分次第ですから、積極的に見つけて欲しいですね。